核兵器禁止条約発効記念誌を発行

核兵器禁止条約発効記念

核兵器のない世界へ―医師の役割を考える―

核戦争を防止する石川医師の会のあゆみ1988―2021

<発行のご案内>

 本年1月22日、被爆者と核廃絶をめざし活動してきた人々の悲願である「核兵器禁止条約」が遂に発効しました。2007年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン/2017年にノーベル平和賞受賞)が核兵器禁止条約の制定を全世界に提唱した頃は、条約の成立・発効まで長い時間がかかるだろうと思われていました。しかし、被爆者の皆さんの「同じ苦しみを世界中の誰にも経験させてはならない」という信念のもと、世界を股にかけて行ってきた被爆者運動が人々と国々を動かし、遂に条約発効が実現したのです。

 当会では、条約発効を祝福・記念するため、国連「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」(9月26日)に合わせ、標記冊子を発行いたしました。本誌は、条約制定までに医師と被爆者が果たしてきた役割や当会の約34年にわたる市民との共同活動を振り返るとともに、核兵器をめぐる近年の情勢、核なき世界への展望も取り上げています。お読みいただくと、核兵器禁止条約の制定・発効が、被爆者をはじめとする世界市民の共同の力で実現したことを確信できる内容になっていることと思います。

 核兵器廃絶の国際的規範の確立のためには、今こそ、唯一の戦争被爆国・日本政府が、真のリーダーシップを発揮することが求められています。日本政府が一刻も早く核兵器禁止条約に署名・批准すること、また来年予定されている条約第1回締約国会議にオブザーバー参加をすることを求める運動のため、本誌がその一助になることを願っています。

 地球上のすべての命を守り、子どもたちに豊かな地球を引き継ぐために、引き続き、ともに取り組みましょう。

発行日:2021年9月26日
発行:核戦争を防止する石川医師の会
<非売品>

■本誌をご希望の方へ

核戦争を防止する石川医師の会の事務局(電話076-222-5373)までご連絡下さい。
本誌は非売品につき、実費相当額(1冊500円)でお分けします。
※数に限りがありますので、お早めにご連絡ください。


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